Nnormalは可能な限り耐久性のある製品を作り、手入れの仕方を伝え、修理体制まで整えて地球への影響を減らす事を提案するブランド。
その一環としてアウトソールのビブラムメガグリップの張り替えが可能になるとの発表がこの春にあり、当店でもこのサービスの受付が始まりましたのでご案内します。
貼り替えを担当する中田商会に行ってきました。ビブラム社のアクティビティ部門の日本唯一の認定修理工場です。
登山靴やクライミングシューズにおいてはソールの貼り替え修理は一般化しており、日本全国からビブラムソールの靴が持ち込まれていました。
ここではアウトソール、ミットソールからアッパーまで広範囲にわたる補修が可能です。
貼り替えが可能なメガグリップのソールは3種類あります。
LB042 Tomir2.0に搭載されているものに近いパターン。軽量化を計ったライトベース仕様です。
LB090 ラグが深いパターン。登坂斜面をより得意とします。こちらも
キメの細かなパターン。張り替えるとこんな感じになります。
貼り替えご希望の方は店頭に製品をお持ち込みください。サンプルを手にとってソールを決められます。
約1ヶ月半で貼り替えが上がってきます。
修理価格は3種類ともに税込15400円。(消耗が激しい場合は追加料金が発生する場合があります)
Normal製品のおよそ半額で賄えます。
Nnormalの製品はジェーラグではアッパーに防弾チョッキに使われるケブラーを使用、Tomir2.0ではアッパーとソールの継ぎ目にメカニカルステッチを施してあったりとトレランの長距離を走ってもまず破損することはない最強の耐久性を誇ります。
このクラスになるとソールよりアッパーの寿命のほうが長い事が考えられますので製品価格と比較した場合、張り替えは十分有効でしょう。
これに加えてNnormalでは製品のモデルチェンジを頻繁には行わないと宣言しており、ヨーロッパの高級車のようにロングライフで使って満足を得られる製品を志向している事が伺えます。
アウトソールの交換はクルマのタイヤ交換のような感覚であり、手入れをして常にパフォーマンスの高い状態で使えますというのがNnormalからの提案。
登山靴の世界ではひと足先に定着しているこの文化。トレランシューズではまだ始まったばかりですが、トレイルランニングのシーンがパフォーマンスの面でもサステナビリティの面でも成熟してきたことの証ともいえます。
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